明日からMJ展始まります。今日は搬入日でした。
約35名ほどの塾生のイラストレーションが並びます。見ごたえ十分!
ぜひお出かけください!
東日本大震災の募金を今年も行います。
去年、私はポストカードを置きましたが、好評ですべてお持ちいただきました。
今年は、「50年以上前のアンティークこけし」
「サラダに最適、ルコラの種」「アクセサリー」「箸置き」を出します。
こけしは、地方のお土産で売っていた4センチ~10センチほどの小さなもので、50年くらい前のアンティークです。
写真をクリックすると拡大します。
MJの課題「小説装画」で描いたものです。
大好きな藤沢周平の江戸の人情を書いた短編です。
修正した下の絵は、女性の着物を強くして注目させ、柳の色を濃くして遠近感を出すようにしました。
両親を早くに亡くしたあと、怪我をした兄は鳶職から日傭とりに妹は女郎に売られた兄妹。妹は餝職をしているという兄の言葉を信じ、兄の無心にいつもお金を渡していたが、兄が嘘をついていることが分かり・・・
藤沢周平氏の「時代小説の可能性」のエッセイの中で、人情についてこう書いています。
「時代や状況を越えて人間が人間である限り不変なものが存在する。この不変なものを時代小説で慣用的にいう人情という言葉で呼んでもいい。(中略)人情紙のごとしと言われた不人情、人生の酷薄な一面ものこらず内にたくしこんだ、普遍的な人間感情の在りようだといえば、人情というものが、今日的状況の中にもちゃんと息づいていることに気づかれると思う」
私の実家のお墓参りに八王子の霊園に夫と行って来ました。
父が亡くなって38年、母は5年、兄は2年半経ちました。
肉親はすべて亡くなって私一人になってしまいましたが、ここへ来れば会えるような気がします。
春は桜、秋は萩、が咲く霊園なので、お彼岸にはこだわらずにお花の季節に来るようにしています。
お彼岸には亡くなった兄一家が来るので、供えたお花を取り変えるつもりで来ています。
私の住む江東区はもう桜が満開だったので来てみたのですが、同じ東京でも八王子は気温が違うようで桜はほとんど咲いておらず、一週間ほどずれているようです。
東京横断なのでちょっとしたピクニック気分です。
下の写真は八王子から帰ってきて、家の近所の大横川での「お江戸深川桜まつり」の様子、満開です。雪柳も綺麗でした!
母が使っていた昭和30年代のミキサー、何とも言えない良いフォルムです・・・
50年以上経っても働いてくれていました。
母が亡くなった後、我が家で使っていたのですが、先日突然動かなくなり底蓋を開けてみるとリード線が切れていました。
ハンダでつけ直してみたけれど動かず、さすがにモーターが駄目になったらしい・・・
ミキサーの台部は金属のプレス加工で出来ていて曲線がとても美しいものです。
捨てるには忍びなく、ネットで「パナソニックミュージアム」を見つけ電話をしてみました。
次の日にパナソニック本社の社史室から連絡があり、資料として引き取って下さることになりました!
すっごく嬉しかったー
母の遺品も随分処分してきているけど、このミキサーはなんとかならないかと思っていたので、本当にありがたく、パナソニックさんに感謝、感謝です。
母もきっと喜んでいることでしょう。
ことしの春は遅いです。寒かったもんねー
川べりの桜、やっと咲きだしたところです。ほんの一分咲きといったところです。
MJでの課題「小説装画」
時代物イラストレーションとして、山本周五郎の「五瓣の椿」を描いてみました。
今回は背景を描かずに一色で処理をして、主人公と椿の花を際立たせようと思いました。
主張がはっきり出せたような気がします。
もう1点描きましたが、若干の修正をしたいのでブログアップは後ほど!
3月4日~7日まで佐久に行って来ました。
その間、重い雪が一度降りその後雨になり庭の道はドロドロです。
庭は相変わらずの冬景色ですが少しずつ春っぽさも感じられました。
6日はとても暖かく家じゅう開け放し、福寿草もスノードロップも咲き始めました。
猫のグリのお腹は舐めすぎで2センチ位禿げていました、ストレスかなぁ・・・
炬燵に座って「おいで」と言うと膝に乗ってくるし、呼べば返事はするし、とても良い子だと思います。
昭和モノが結構あるので骨董屋に来て見てもらいましたが、あまり期待できない感じです。
母の遺品の整理も毎回少しずつやっています。
東京に帰ってから寒い日が続き、佐久でグリは寒い日を過ごしていると思うと可哀想だけどもうちょっとだよ。頑張って!
町を横切って堀ばたに出たところで、目の前をすいと掠めすぎたものがあった。そのものはあっという間に白く濁ったいろをしている春の空に駆け上がり、日差しをうけてきらりと腹を返すと、今度は矢のように水面に降りて来た。
―おや、つばめだよ。
となみは思った。立ち止まって、水面すれすれに下流の八幡橋の方に姿を消すつばめを見送った。今年はじめて見るつばめだった。
―藤沢周平「初つばめ」から抜粋
MJイラストレーションズの課題「春」、3点描きました。
「初つばめ」大好きな藤沢周平の短編から。彼の小説を読むといつも風景が浮かびます。端正で無駄のない流麗な文章は何度も読み返してしまいます。
ちなみに、本文からの抜粋の中の「八幡橋」は私の住んでいる家のそばにあります。
「春の旅」春なので菜の花を描こうと思ったのですが、その時に浮かんだのが旅です。気持ちの良い季節は二人で旅に出たいなぁ。菜の花がちょっと稚拙、描き直したい感じです。
「櫛」桜の下、花びらが少し散る中で男から手渡された桜模様の櫛、アップで描いてみました。