2月の猫たち 2023

今月は、一度ギャラリーに出かけたのと近所への用事だけで、ほとんど家から出ないでずっと仕事をしていたからあまり寒さを感じないで過ごした月だった。3月中旬からマスクは個人の判断でらしい。マスクは苦手なので外を歩くときはとっくに外しているヨ。

2月6日にトルコで大地震があり、死者1万8千人の東北大震災を上回る5万人以上の死者が出ている。最近は世界で中規模の地震が多発、日本も然り、注視している。ウクライナとロシアの戦争も2月で丸1年経った。

 

saceさんちのミケーネはすごい人見知りで、私が行くと押し入れの奥深国閉じこもったままなので写真が撮れない・・。今月はお休みです。


★ K山家の美々ちゃん

K山さんち、新年早々の冷え込みで蛇口のパッキンが劣化して脱衣所と物置部屋が水浸しになって散々なスタートでした、とのことで、ホント寒いなか大変でしたねー。美々ちゃんは「Going my way」で天下を満喫中だそうです〜。ファンヒーターの上は暖かいかな?

近所の空き家の解体から出たかなりの量の縄文石器の整理中だそうです。K山さんは以前も黒曜石で石器作りしてましたよね。K山さんが住んでいる場所って縄文人が住んでいたのか!しかしすごい量の石器ですねーー!石に点々とある浅い穴はどんな目的なんでしょうね。ロマンを感じます。


 古夜さんちの福ちゃん、七々ちゃん、合わせて七福ちゃんと、庭の猫たち

七福ちゃんはホントに仲が良いですね!!猫ってよくシンクロした格好でいますよね?

庭によく来る黒、白黒、グレーの子達。グレーは最近見ないとか・・子供を産んでるかもと書いてあったけど時期的にまだ早いのでは?

田舎暮らしの良いところは飼っていた動物たちのお墓を庭に作れるので、いつもそばにいると感じられることだそうです。そうだよね。それが一番ですよね。福寿草!こんもりしてとても綺麗!


 佐久の思い出の猫、グリ

2014年2月17日の佐久の実家の大雪の写真を1月のブログに載せたが、その後3月8日に佐久へ行った時の写真、20日経ってもまだ雪が残っていた。

それでも陽だまりは雪が溶け、福寿草が小さな蕾をつけ、スノードロップは5センチくらいの茎に小さな花を咲かせていた。茨城の古夜さんちの福寿草は2月で群生しているのに佐久の2月はまだ寒く春は遠い。

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「ペーターズギャラリーコンペ受賞者展」、「待雪草ー花に聞く」、本田亮個展「英国のメトロに揺られ僕は見た」2023


 「ペーターズギャラリーコンペ2022受賞者展」ペーターズギャラリー:神宮前

ペーターズギャラリーのコンペは「人物を描く」が毎回のテーマになっている。最終日にやっと行くことができたー。今年の審査員はMJイラストレーターズ主宰のイラストレーター峰岸達氏、Fスクール主宰のイラストレーター福井真一氏、グラフイックデザイナーの有山達也氏の3人。それぞれの名前を冠した賞が与えられる。MJの四宮愛さんがなんと峰岸達賞と福井真一賞のダブル受賞だった!!四宮さんの独特な個性と発想力と表現力はイラストレーターとして最高の武器ですね。MJに通っていた当初から描かれる絵に魅了されていました。今回は10点以上も新作があり、原画の素晴らしさを堪能した。技法などご本人にききたかったなぁ。

四宮愛さんHP→http://a-snmy.nyanco-mico.com/

 

峰岸賞次点の、もんくみこさん、前田なんとかさん。もんさんはデジタルでいつも描いているけれど、この絵はアナログで色の境の処理が絶妙だった。なんとかさんの絵はとにかく丁寧、サイズが小さいのが意外だったな。できればもっと大きな紙の方が迫力あったと思う。二人とも人物がテーマとはちょっと離れるけれど、絵における人物の注目度という点が良かったのだろう。

もんくみこさんHP→https://monkumiko.wixsite.com/space-mon

前田なんとかさんHP→https://nantokamaeda.jimdofree.com/


 グループ展「待雪草ー花に聞く」ギャラリーOPA:表参道

20人がそれぞれのスノードロップをテーマに描いたグループ展を見た。スノードロップは春一番に咲き始める可憐な花で、東京で見る花は13センチくらいだが、寒い冬から目覚めたばかりの実家の庭では5センチくらいの小ささだった・・懐かしいなあ。


本田亮個展「英国のメトロに揺られ僕は見た」HBギャラリー:表参道

この日は最初に行ったペーターズギャラリーでMJの友人南之園ゆりこさんとバッタリ出会い一緒にギャラリー巡りをした。本田さんは以前に南之園さんと二人展をした時からの友人なんだって!イギリスの美術大学を出たので英語も堪能だっただろうし、とにかく楽しい絵でした!大昔に仕事でイギリスに行ったけれどメトロには乗らなかったなぁ、残念。

本田亮さんHP→https://www.ryohonda.com/news

南之園ゆりこさん→https://yurikominaminosono.com/illustration/

 

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新聞連載「続・お悦さん」2月19日号 17回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」2月19日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」17回目です。

 

「人の木乃伊が労咳の一番の特効薬、最近は以前より多く出回っていて即身成仏をされた尊い上人様の木乃伊と騙る商いがあるらしい」と同心の細貝は言い、お悦に是非とも往診をお願いしたい先があると言うのだった・・。

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新聞連載「続・お悦さん」2月12日号 16回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」2月12日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」16回目です。

 

浮かぬ顔で訪ねてきた同心細貝に、お悦は福茶でもてなした。黒豆、玄米、昆布、梅干し、山椒に煎茶を注いだもので、細貝は空也上人が観音様に献上した茶で救われるとの夢のお告げを得て万人に勧め疱瘡のが快癒した、と言う謂れを話す。そして・・。

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新聞連載「続・お悦さん」2月5日号 15回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」2月5日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」15回目です。

 

労咳に侵されたお駒の母お早紀に、折入って話があると相談された内容とは人体由来の薬である木乃伊丸、しかも修験道の方々の骸の木乃伊(ミイラ)を手に入れてほしいとのことだった。その夜、お悦は悪夢を見た・・。

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新聞連載「続・お悦さん」1月29日号 14回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」1月29日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」14回目です。

 

お悦は労咳(結核)患者のお駒の診察へと出かけた。お駒はさる大名に見初められ男子を出産したものの衰弱を機に若君を大名家に置いたまま実家に帰された。お駒の母お早紀は娘が受けた仕打ちをお悦に話し、折入って話があると相談された内容とは・・。

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1月の猫たち 2023

今年の冬は10年に1度の寒い冬らしい。

各地で豪雪と暴風で大変な冬だが、2月の声を聞くとなんだか急に春めいた空気を感じるのは私だけかな。一晩で1メートルも積もった日本海側地域の雪は、2014年2月の佐久の実家の大雪を思い出す。


 saceさんちのビーたん

saceさんちのビーたん、腎臓が悪くて2年半以上も点滴して治療してきましたが、1月16日に亡くなってしまいました。連絡があってすぐsaceさんちに行きましたがまだビーたんは暖かくて眠っているように見えました。saceさん、何年も何匹も猫ちゃんたちのお世話お疲れ様でした。

2014年ミニ太、2015年ネロ子、2018年タマオ、2020年ウメ、2021年タマコ、2022年ビーたんと、saceさんと長く一緒に生きてきた猫たち・・。

今は一昨年の秋に来たミケーネちゃん1匹だけになって寂しい限りですが、しばらくはゆっくり休んでくださいね。

ビーたんのことが書いてあるsaceさんのブログです。↓

https://minita.cacao.jp/cat/%e3%83%93%e3%83%bc%e3%81%9f%e3%82%93%e3%81%8c%e8%ba%ab%e7%bd%b7%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/


 T村家のはなちゃん、と昆虫たち

T村さんは1月に地元の宇都宮で「手に取る本の世界展」というグループ展に参加、彼女は養老孟司の本を題材に昆虫のブローチをノッティングで作成販売したそうです。展覧会初日に半数以上が売れて追加作成に追われてはなちゃんの写真はこの1枚だけ〜💦

昆虫の世界はのめり込むと面白いよ。私は大の昆虫好きですが甲虫類より蝶と蛾が好き。うちのベランダには今、オオスカシバの蛹が越冬中で春の羽化を待っています〜。


 佐久の思い出の猫、グリ

大雪のこの写真はK山さんの撮影、2014年2月17日の実家です。

佐久は雪は多くなく普通は多くても30センチくらいなのにこの日は1メートル以上積もった。毎日ごはんをくれるトヨペットの人から電話があり、大雪で通行できず会社が臨時休業なので行けないとの電話があった。小諸のK山さんが普通なら車で30分のところ3時間半(?うろ覚えですみません)かかって行って下さった。お隣の方が人が通れるだけの幅の雪かきがしてあり本当に有り難かったです。グリちゃんも心寂しかったんだろうね、K山さんの二人の娘さんに甘えていたね。そしてこの2014年秋にK山さんからグリを引き取ってくださるという嬉しい申し出があり、グリはK山さんちの子になりました。

 

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「宇野亜喜良*万華鏡」「花井正子展・ヨビゴエ」「東京創元社の本を描く修了展」2023

10年に一度という寒波が来ているが、東京は雪も降らず空気が冷たく乾燥しているだけだ。昨日はよく晴れて寒いが歩いていると汗ばむほどだった。久しぶりに出かけたが歩数は8,000歩ほどで運動にはなっていないかも。銀座は土曜日とあって人出も多くそのほとんどがいまだにマスクである。新型コロナは2類から5類に5月には引き下げるとのこと。5月にG7が日本で開催、議長国のキシダとしては、なんとしてもマスクをやめさせたいんだろうね。世界ではもうほとんどの国がしていないし。


「宇野亜喜良*万華鏡」銀座ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー):銀座7丁目

昨年12月からやっていた宇野亜喜良さんのポスター展。1FとB1Fで過去と現在の仕事が一挙に見られる展覧会で今月いっぱいで終了する。

宇野さんはMJイラストレーションズにゲスト講師として2度ほど来塾されたことがあり、懇親会では親しくお話もさせていただいた。気さくで優しいお人柄、いつまでも若い気持ちを持ち現在でもこうして精力的に展覧会を開いているがその独創性に感動する。B1Fの過去の作品群は1970年代の絵が多く、自分が若い頃によく見ていたので懐かしい気持ちだったが宇野さんはこの仕事をしていた時って30台の半ばだったのねーー!

天井桟敷のポスターは特に懐かしい。ジュリーもいる! 宇野さんがMJに寄せてくださった直筆の案内文を載せておきます。


花井正子展「ヨビゴエ」ギャラリーハウスMAYA:青山

とにかく気になっていたので最終日にようやく行くことができた。画材が気になってキャプションを見ると、pastel on board、とある。パステルとは!かなり驚いた!ご本人がいらしたので、いろいろとお話を聞くことができて参考になった。パステルは粉を擦り付ける画材で、通常は淡い優しいイメージになるのだが、花井さんの絵はむしろ重厚感があり抽象と具象の中間でかなり気持ちを惹きつけさせる。見る人によって抱くイメージがかなり違うのではと思う。これはかなりの厚みがあるので何層重ねているのか聞くと10層くらいとのこと。層毎に定着液を吹き付けて厚みを出している。段層ごとに色を変えているので不思議で微妙な色調だ。引っ掻いた線は中程の色になる。美しい作品だった。


海外文学装画ワークショップ「東京創元社の本を描く」修了展 ギャラリーダズル:外苑前

MJの友人田口実千代さんと後輩の牧角春那さんが参加しているグループ展に行った。ダズルの企画で本の装画、カバーの絵を描くというワークショップで、最終的に決まった絵になるまでにデザイナーの指導で進めるという行程が見られるのも大変参考になった。

二人のホームページです。気持ちがゆったりする絵ですのでぜひ見てほしいと思います。

田口実千代さんHP→https://mitiyotaguti.tumblr.com/

牧角春那さんHP→https://harunamakisumi.com/

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新聞連載「続・お悦さん」1月22日号 13回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」1月22日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」13回目です。

 

後産の最後の往診宅には大村裕庵がいた。脂粉の匂いのする産婆と大村裕庵はお悦を嵌めようとしてお悦を呼び、処置が失敗するのを企んでいるようだった。お悦は3時間ほども付き添い出産の後処理を済ませたが、母親の今後の体を思い辛い気持ちになるのだった・・。

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新聞連載「続・お悦さん」1月15日号 12回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」1月15日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」12回目です。

 

第二話「産屋泥棒」です。

お悦は五件続けて出産の後産に立ち会う。後産とは赤子が生まれた後に出てくる胞衣(えな)いわゆる胎盤のことをいう。江戸時代はこの後産始末での失敗で後々母親が辛い目に遭うことが多かった。お悦の持つ卓越した技術に頼る人は多く、この日最後の妊婦は難産で衰弱しきっていた。

するとそこに現れたのは・・。

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田中きえ個展「深呼吸」、新春企画グループ展「七福神展」

今年初めてのギャラリー巡りに行ってきた。平日昼間だったが表参道は若い人たちが多い。

新型コロナやワクチンについてはずっとさまざまな情報を得ている。今も日本は世界で唯一のマスク生活が続いている。しかしなぜかワクチン接種率が世界一なのに死者数も世界一だそうだ??疑問持った方がいいのではと思う。ワクチン後遺症も酷く世界ではワクチンを中止にした国も多いと聞く。・・ところで日本は現在「新しい戦前」なのだそうだ。意識を高く持っていたい。


田中きえ個展「深呼吸」HBギャラリー:表参道

田中さんに久しぶりにお会いできてとても楽しいひと時だった。ギャラリー全体が素敵な絵で埋め尽くされて、心が洗われるような静謐感があり今の時代にこそ求められる絵だと感じた。MJの友人2人とも会えたし天気も良かったし新年初めて拝見する絵にぴったりでした!

田中きえさんのHPです→https://www.tanakakie.com/


 新春企画「七福神展」ギャラリーOPA:表参道

 

20人のイラストレーターの楽しいグループ展。とにかく楽しかった!MJの友人、みずうちさとみさんが参加していて、彼女独特のガーゼにチクチク縫った裏から色付けするという手法はみずうちさんの個性が光っていた。光が反射して写真ではわかりにくいのが残念、七福神が「福」の字になっている。みずうちさとみさんHP→https://mizuuchisatomi.wixsite.com/home

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新聞連載「続・お悦さん」1月1日・8日合併号 11回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」1月1日・8日合併号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」11回目です。

 

お悦に届いた文の内容は驚くものだった。この文の差出人は越中屋の若い内儀の静香の母親だった。そこには自分が犯した罪と、自分の出産時に被った被害のことが綴られていた・・。

第一話「線香時計」はこの回で終わり次回からは第二話「産屋泥棒」が始まります。

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あけましておめでとうございます 令和5年 2023

新年は快晴の出だしで雲ひとつなく風も穏やかで暖かい冬日和で始まった。

例年通りMJの友人でMJブックのディレクター、私のパソコンの先生、猫の達人のsaceさんと年越しをした。これまた例年のEテレの年越し番組「2355」でたなくじを撮る。

明けて今日1月1日は富岡八幡宮と成田山別院をぐるり一周。参拝者でいっぱいなのでお参りは三が日が過ぎてから行っている。

あの事件から何年経ったか・・富岡八幡にもようやく人が戻ってきたように見える。参拝客の行列がずーっと並んでいた。

 

成田山別院は富岡八幡より参拝客が多く、参道には並ばせずに隣の深川公園に並ばせていた。駅の改札降りたところの寺院のせいもあるかな。成田山は人気が高いしね。

 

成田山別院から富岡八幡宮に至る道には屋台の店がギッシリ。広場にはテーブルと椅子もあり昼間からいい気分のようで、今年はコロナの行動制限がないせいもあり楽しそうにしているのが印象的だった。

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