新聞連載「続・お悦さん」3月26日号 22回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」3月26日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」22回目です。

 

乳母が向かった先で行われていたことは・・お悦は乳母の後ろに身を寄せて白萩屋の競りの声を聞いた。江戸時代は木乃伊が漢方薬として扱われていたんですね。

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「小説新潮」扉絵を描きました 2023

新潮社「小説新潮」2023年4月号「初の歴史時代小説特集」で砂原浩太朗氏の「夜露がたり」シリーズの短編「幼なじみ」の扉絵を描きました。

3月22日発売です。砂原氏のファンだったのでとても嬉しい依頼でした。

砂原氏の小説「高瀬勝左衛門御留書」「黛家の兄弟」は発売時に読んでいます。品の良い文体と格調の高さは藤沢周平作品に通じると思います。

この2作品は時代小説好きであれば是非読んでもらいたいですーー!

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新聞連載「続・お悦さん」3月19日号 21回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」3月19日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」21回目です。

 

家老の稲田は乳母と関係を持ち、五月丸を亡きものにしようとしていたことを知ったお悦は、食事の重湯に入れられているかもしれない毒を調べるためにそれを金魚鉢に入れた。寝ずの番をしていたお悦は不覚にも眠気に襲われている間に乳母はどこかへと消えた・・。

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新聞連載「続・お悦さん」3月12日号 20回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」3月12日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」20回目です。

 

お悦は白萩藩の若君である五月丸の治療のため、回復するまで屋敷内に留まることとなった。自室にいたお悦は廊下の足音を聞き、向かいの乳母の部屋の襖に耳を当てた。そこで語られた内容とは・・。

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新聞連載「続・お悦さん」3月5日号 19回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」3月5日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」19回目です。

 

跡取りの病死が相次ぎ、木乃伊商いの疑いもある片萩藩を同心片貝の頼みで探ることになったお悦。

 家老の稲田は太り気味の猪首、赤ら顔で唇の分厚さが獰猛貪欲に見える四十歳半ばの小男、しかも好色そうな目つき! 藩主出羽守和宏はひょろりとした痩せ型でまだ三十歳にもかかわらず血色も悪く家老より年上に見える。長く酒食や美食不摂生でじわじわと乱れが進んでいる・・って家老と藩主の描写があるので、それに沿った人物を描いてみたが、本当に嫌な奴っぽくなってしまいました〜。

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新聞連載「続・お悦さん」2月26日号 18回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」2月26日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」18回目です。

 

同心の細貝は、お悦に片萩藩江戸屋敷に若君の往診として入るよう依頼する。片萩藩は木乃伊を作って江戸で売る商いに関わる疑いがあった。多くの人が不慮の死に見せかけられて命を奪われているとしたら断じて許されないーお悦の目には不動明王が宿っている・・。

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