新聞連載「続・お悦さん」3月5日号 19回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」3月5日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」19回目です。

 

跡取りの病死が相次ぎ、木乃伊商いの疑いもある片萩藩を同心片貝の頼みで探ることになったお悦。

 家老の稲田は太り気味の猪首、赤ら顔で唇の分厚さが獰猛貪欲に見える四十歳半ばの小男、しかも好色そうな目つき! 藩主出羽守和宏はひょろりとした痩せ型でまだ三十歳にもかかわらず血色も悪く家老より年上に見える。長く酒食や美食不摂生でじわじわと乱れが進んでいる・・って家老と藩主の描写があるので、それに沿った人物を描いてみたが、本当に嫌な奴っぽくなってしまいました〜。