梅雨ですね―。
江戸時代のお風呂屋さん、銭湯です。傘を持ってお母さんが迎えに来てよかったね。
湯屋の看板は弓矢の柄で、弓射る→ゆいる→湯入る→湯屋、江戸時代はこんなふうに洒落て(ダジャレ)言っていたんですね。
MJでの課題「人と町」
志川節子著「結び屋おえん 糸を手繰れば」の装画を描いた時に提出したラフ案のうちの1点に彩色しました。
人物に焦点を当てるため。バックの長屋や地面などは同色で描いています。
長屋のパースを描くのが大変でした・・・
6月15日~18日まで佐久へ行ってきました。
梅雨の最中でしたが東京も佐久も中休みの感じで毎日晴れて7月中旬の気候でした。でっ!暑かった!
今回は味噌の仕込みがメインの用事、毎年4月上旬に仕込むのですが今年は味噌業者の都合で6月上旬になってしまいました。
下仁田ネギの土寄せと雑草取りも体力が必要な仕事です。
実家についた時、グリはいつものようにトヨペットの駐車場で待機中。
「グリ―!」と呼ぶと気付いて走り寄ってきました。
雑草だらけのネギ畑。ネギ、全く見えませんけどー!
奥は5月に種を植えていった南瓜、ここはお隣のI田さんが雑草を取って下さっていました。
で、JAまで肥料を買いに行き(炎天下、カートを引きずって・・)3日間かけて雑草取り、肥料撒き、土寄せをした写真がこれ!です。
ついでに空いた場所にモロッコいんげんの種、柵を仕立てて蒔きました。
雑草だらけの庭先も
3日間で少しは綺麗になったかな
この窓の先も
綺麗になったかな
グリは元気です
仰向けで寝っ転がって本を読んでいたら、胸に乗っかってきた。重い!
ドドーンとアップで。
膝に乗ったら絶対降りません!
何度も失敗してやっと取った自撮り写真です。
東京に帰る日、見送るグリ。クリックすると拡大します。
過ごしやすい気候なので、気になるけれど安心して帰る事ができます。
でもいつも誰かと一緒に居たいんだろうなぁ。久しぶりに会うととても甘えてくるのでいつも人恋しいんだろうね。
グリちゃん、次に来るまで元気でいるんだよ―!
幻冬舎、月刊誌「PONTOON」掲載「風かおる」2014年6月号
葉室麟さんの「風かおる」4回目です。
登場人物の顔の描き分けってとても重要です。練習あるのみ。
菜摘が養父佐十郎の友、間部暁斎の屋敷を訪ねた場面を描きました。
MJの課題「人と部屋」
幻冬舎月刊誌「PONTOON」で連載中の葉室麟さんの「風かおる」に扉絵を描いているのですが、ラフ案で決まらなかったものを自分なりに仕上げています。
これは主人公の菜摘が長崎に勉強に行っている夫に相談の文を書いているところです。
ラフ案では行灯を描いていたのですが、前回行灯を描いたので眠っている猫を入れてみました。
この猫はグリがモデルです。
新潮社から5月に発売された「結び屋おえん 糸を手繰れば」。
この本の装画を描くにあたって、3点のラフ案を出しました。
採用にならなかった案も色をつけて描いてみました。
長屋で仕立物をして生活している「おえんさん」感じが出てるかな?
志川節子・著「結び屋おえん 糸を手繰れば」
新潮社 2014年5月22日発売
志川節子さんは2013年に直木候補になった気鋭の新進作家です。
大店の妻だったおえん、無実の罪で離縁されて今は1人で長屋暮らし。ひょんなことから人と人とのご縁を取り持つ事になった人情味あふれる時代小説です。
ラフ案を3点出しましたが、運命の赤い糸をイメージするこの絵で決まりました。
作家の志川さんがこの絵をとても気に入って下さったという文面を、新潮社装幀室の只野さんが転送して下さいました。
作家の方に気に入って頂いたことはとても嬉しいことですね!
表紙、本扉絵、章扉絵も描きました。
連休の後半、5月3~6日に佐久へ行ってきました。
3・4日は天気が良く、今年最初の畑仕事もはかどりました。
朝10時に家の小道に着くと、休日で誰もいないトヨペットの駐車場でポツンとたたずむグリの後姿が・・・泣けるなぁ・・・
「グリ!」と呼ぶといつものように鳴きながら走り寄ってきます。
さて家に入りグリにご飯をやってから、午後から畑起し、畝を5列作っておきます。次の日は朝一番でグリハウスの掃除洗濯、ネギ苗の植え付け、JAに行って青紫蘇、イタリアンパセリ、クリカボチャの苗を買ってきて植え付けました。
剪定、草取り、グリご飯の整理、味噌出し、などいつものように帰るぎりぎりまで働いてきました。
グリは寝ている以外は私の膝の上、畑で作業中の私の側で過ごします。
よい季節になってきたので、東京へも安心して帰る事が出来ました。
グリちゃんまた来るまで元気でいるんだよー!
2014年5月1日発売
早見俊・著「虹色の決着」<やったる侍涼之進奮闘剣5>新潮文庫
<やったる侍~>シリーズ第5巻目、そして最終巻です。
2012年、6月から描き始めて約半年に1冊のペースで2年間経ちました。
1冊目は全くの手探り状態でしたが巻を重ねるようになってとても楽しく進める事が出来ました。
新潮社文庫編集部の高梨次長、装幀室の二宮大輔さん、大変お世話になりありがとうございました。
殿様と共にお国入りする涼之進には公私ともにまたまた事件が起こり、「やったるたい!」の掛け声とともに涼之進は進む!
涼之進にすっかり愛着を持ってしまい、最終巻なのにこの後涼之進の未来に思いをはせました。続きがあったら読みたい!
当初3巻までとのお話でしたが、好評で5巻まで発売されました。