昨日、小諸市のK山さんがグリを退院させるため、ご一家で夜6時半頃ゆりかご動物病院 http://yurikago.hannnari.com/ へ迎えに行って下さいました。
佐久の実家の庭に放したところ、庭のあちこちを見回り、ゴハンもウェットのパックを完食したそうです。
今朝もまたお子さんと見に行って下さり、グリにゴハンを出ししっかり食べているのを確認して下さいました。
夜に病院へ電話をかけお世話になったこと、退院時のグリの様子などお聞きしました。
1年前のグリの貧血数値は46。
今年のワクチン時は26、その三日後ゴハンをまったく食べなくなった時は14、強度の貧血で入院したのですが、退院時は18で少ししか数値は上がりませんでした。
この一年間で体重は6.9キロから6キロになりました。
入院中は何らかのウイルスが骨髄について血液が作れなくなっていたのを3日に一度の注射で治療し血液を作るのを後押しさせていたそうです。
今は慢性的な貧血状態ですが、猫は貧血に強いのでよっぽどひどくならなければ食べなくなったりしないとのことです。
現在食べられるようになった状態が10日続くのか何日続くのかはわかりなりませんが、「食べない」「餌をくれる人に挨拶しない」「ゴハンが減っていない」「動かない」などの注意が必要といわれました。
ただ、この注射も万能ではなく利かなくなることもあり、ましていつもそばにいない状況ではある程度は覚悟しておかなければと思います。
グリの将来を考えると、早くに家猫としていつも一緒にいてくれる里親さんを見つけるべきだったとの後悔もあり、今もあれこれ考えてしまいます。
グリにとって佐久の家と庭は10年も過ごした場所、ここにいるのがグリにとって自由に過ごせる場所とも思うのですが、これからの寒い季節を思うと暖かい家の中でのんびりと過ごせるような環境を探すべきだったかとも思います。
人間の側が大好きなのにいつも一匹で過ごしているのは寂しいかと思いますが・・
これから寒くなるけれど(真冬は零下10度位)何とかこの冬を乗り切ってほしいともいます。
以下の写真はK山さんが携帯で撮って送って下さったグリの写真です。
12日~15日まで佐久の実家へ行って来ました。
今回は猫のグリの年一度のワクチン注射と健康診断もありました。
12日午前中佐久へ着き、早速グリにゴハンを与えるといつもの半分くらいしか食べないなぁと思いながらも、元気だったので動物病院へ行きました。
3種ワクチンを打ち、血液検査をしたところ去年の数値と比べ若干腎臓値と貧血の数値が低かったのですが特に問題は無かったのです。
13日の朝からは水もゴハンも食べなくなり一日中寝ています。夜10時頃いつもは外へ出かけ1時間ほど遊んでくるのがこの日は無し。
14日の朝もゴハンを食べず、さすがに心配になり午前中に病院へ。
猫風邪も引いていて黄鼻汁も出ていてるので、匂いが分からず食べられないのかと思っていました。高カロリーのa/d缶を強制給餌してもらい、点滴と抗生物質の注射をして帰宅。この日もやはり一日中寝ていて夜の外出も無し。
15日東京へ帰る日の朝、呼吸がはやい感じだったのと舌が白っぽいので焦って再び病院へ行き血液検査をしたところ、3日前の数値と比べ貧血数値がグンと下がっていて強度の貧血と分かり、入院することになりました。
退院は22日の予定。K山さんがその日に実家に連れ帰って下さることになりました。入院したグリを気にしながらの帰京でした。
16日と18日に病院へ電話をすると、グリはゴハンも食べ出し、トイレもし、院内を歩きまわっているそうで、大丈夫ですよと言われてホッと一安心でした。
さて、実家の白南瓜、今年は20個も収穫。
下仁田ネギに肥料と土寄せ、グリハウスの敷物洗濯と掃除、味噌の天地替え、味噌と南瓜を親戚と友人に送る、終わった花々の刈り取り、庭木の剪定など、グリの様子を見ながら忙しく過ごしてきました。
MJの課題「小説の装画、挿絵」です。
池波正太郎の「藤枝梅安」を2種類描いてみました。
梅安のすごみを出せるよう、渋い色合い、シンプルな構成にしましたがどうでしょうか。
MJブログには装画1の赤い着物のほうがピックアップされました。
「うわ・・・」
一人が、下から喉笛を切りあげられて、刀の柄へてをかける間もなく転倒した。
(中略)
恐るべき早業といわねばならぬ。
これを、梅安と彦次郎が目撃した。
雑木林に沿った小道を曲がりかけた途端、彼方の道で、彦次郎にいわせるなら、
「ぴかっと光った・・・」
のである。
瞬間、梅安と彦次郎は身を引いて地に伏せた。
「凄い手練者だ」
と、梅安が口の中で呟いた。 池波正太郎著「梅安針供養」より抜粋
「何者じゃ」
「それが、門番へ声をかけ、手紙を門番所の窓へ差し込んだまま、姿を消してしまったと申します」
「ふむ・・・」
うなずき方がまるで男のようだ。
浅岡から受け取った件の手紙を読み、増子が、
「この手紙を読んだ者は、他におらぬか?」
念を入れた。
外見には、すこしも、あわてたところがない。
むしろ、用人の浅岡弥兵衛のほうが、
「これは、いったい、何者でありましょうか?」
微かに声がふるえ、蒼ざめていた。
「いかがいたしましょうや?」 池波正太郎著梅安針供養」より抜粋
「ま一つ、こんなものでもよければ、いっしょに箸を入れながらはなしあいましょう」
畳に分厚い桜材の板を置き、その上の焜炉に土鍋が懸っている。
ぶつ切りにした大根と油揚げの細切り、それに鶏の皮と脂身を、これも薄切りにし、薄めの出汁をたっぷり張った鍋で煮ながら食べる。
これは梅安の鍼の師匠で、いまはもう、この世の人ではない津山悦堂の好物であった。
「こりゃあ、どうも・・・」
受け皿へ取った大根を口に入れた亀右衛門が、
「うまいものでございますねえ」
「なあに、わけもないものですよ」
「ですが、大根を、こんなにして、わしは食べたことがありませんよ」
「酒もやって下さい」
では、ほんのすこし・・・」
梅安の態度に、亀右衛門は何かを直観したらしい。
池波正太郎著「梅安針供養」より抜粋
池波正太郎の小説は実はあんまり好みではなかったのですが、たまたま家にあった「梅安針供養」を読んだら意外に面白かったので、この小説を題材にして絵の練習をしてみました。
装画に、タイトルをデザイン・レイアウトをしてくれたsaseさん、お忙しい最中にやって頂きほんとにすみません。ありがとうー!!
タイトルを入れると、絵も引き立ちます!
MJの課題「秋」の2枚目。
女性は男性を描くのが苦手だ、と峰岸先生はいつも言われています。
時代小説を描く上で、男性それも斬り合いのシーンが描けないのは致命的なので、なるべくそういったシーンを描くように心がけています。
うろこ雲・秋茜・ススキ・おみなえしなど秋を取り入れて描いてみました。
MJの課題「秋」を描きました。
原画では障子の部分にうっすらと透ける感じで桟(さん)を描いたのですが、スキャンしたら色がとんでしまいました・・・残念。
秋模様を庭の柿や萩の花、眠る猫で表そうと思いました。
でもちょっと寂しかったような感じもします。
もう1枚描きましたが、また後日アップします。