共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」8月27日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」42回目です。
同心の細貝はお悦から、梅毒を患うとどうなるのかの説明を聞き、梅毒をばら撒きたい奴が市中を跋扈している状況に、自分も探す手伝いをしたいと怒りをあらわにする。そんな折、呉服問屋友禅屋の主夫婦が訪ねてきた。息子に嫁取りの話があるがその話を嫌って私たちを避けているという。倅の描く花鳥風月の友禅模様は古典を踏まえつつも新しさがあり、その才に惚れ込んでいる方々もいるので家業を投げ出されたくないと相談をするのだった。
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