新聞連載「続・お悦さん」9回目 12月18日号 2022

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」12月18日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」9回目です。

 

お悦は薬籠を背負い大小の薬種問屋が立ち並ぶ通りにある越中屋へ、身籠った兆しがある後妻の静香の往診に出かける。越中屋は前妻を子供共々出産時に亡くしていた。仕事上表向きは従来の医者に診てもらうが、いざという時にはお悦に出産を任せたい、との願いだった。