新聞連載「続・お悦さん」5回目 11月20日号 2022

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」4回目です。

忙しい往診の日々を送ったお悦はその経緯を数日分まとめて書き留める。その中で強く印象に残ったのは腹帯の締め付けによって起きる胎児斜位の妊婦だった。危険な難産だったが産科医と異なる正しい方法で妊婦を救っていくお悦さんは、無事元気な赤子を出産させた・・。

江戸時代の出産は過酷で、産科医が使う鉗子によって死産となる例も多かったようだ。出産後も座椅子に座らされ横になることもできず(血が上るのを防ぐという名目で)出産時に裂傷を負う悲惨なことも多かったようだ。