★「装画の仕事」展
ギャラリーDAZZLEにて。私も参加している年に1度の企画展「装画の仕事」展に行ってきました。
昨年から今年春に発売された書籍とその原画、総勢39人の展覧会です。
入り口を入って、左右、正面に展示されています。私の絵は正面の真ん中にレイアウトされていて、すごく良い場所で見やすくてラッキーでした。
私が出品した絵と、昨年5月に発売された書籍です。2017年12月に亡くなった直木賞作家、葉室麟氏の未完の遺作です。
左手、右手の展示です。
装画コンペで知り合って親しくしている時代物の名手、山本祥子さんの文庫本表紙の原画と、新聞の挿絵です。カラーだし新聞は毎日だから大変ですよね。
MJの友人小牧真子さんの原画と本。最近は方向性が、あわあわとした色使いと描き方になってきて独特の個性でとても綺麗です。
会場にいたフクバリンコさんの原画(フォトショ作製)と製品、子供向けの布で出来たプクプクふわふわの遊べる本です!孫がいたら買うんだが〜
MJの友人、水沢そら君の原画と書籍。最近の彼は切り絵ではなくじかに描いてます!
絵具も水でかなり薄めていて、色合いとかちょっとインパクトが薄く感じてしまう・・。本になった時に絵の位置を変更してますね。
MJにいた古屋智子さん、彼女は原画とともに作画過程を一緒に入れているので、それを読むと面白い!
★安藤喜代子展「闘う女子たち」
5年前に「やまとごころー時代物と和」の6人のグループ展から親しくしている安藤さんの個展に行ってきました。
ギャラリーハウスMAYAの「MAYAブラッシュアップ講座selection」で、安藤さんとacco murayamaさんの二人展です。
安藤さんはブラッシュアップの講座から線画の方向での展示です。著名な外国人と日本人での展開で、線が生き生きとしていました。
同時展示、acco murayamaさんの絵です。漫画っぽい絵と、リアルな絵との展開でタッチも雰囲気も違って、どの方向でやっていくのか気になるところでした。
1枚めの絵は、「アマビエ」の妖怪の絵を彼女なりに描いています。「アマビエ」は江戸時代の瓦版に掲載された半人半魚の妖怪で「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と告げて海に消えたとの言い伝えがあり、新型コロナウイルス感染拡大を受けて終息への願いで現在SNS等で広がりを見せています・・。最近、閉塞感ありますよね・・。このアマビエでなんとかしてほしいですー。
自分が参加している展覧会、さすがに行かないとマズイので外出自粛になる土・日を避けて昨日の金曜日に行ってきましたが、どちらのギャラリーも、時々ドアを開けて換気していましたよ。新型コロナウイルスの感染防止のため、東京は人通りが少なくなってきています。
地下鉄の往復とも電車がガラガラでしたし、車内では殆どがマスクをしていて、通常だとあまり座れないのに楽に座れてしかも1人置きに座ってました〜。来場者も少なくて通常の半分以下とオーナーの方は言ってました。2つのギャラリーを回ってすぐ帰宅・・なんだかな・・。
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K山 (月曜日, 13 4月 2020 19:15)
こんばんは。
当たり前の事ですが、原画は大きいですね。
切り取られたり活字などの邪魔するものがなく
表紙や挿絵ではわからない迫力を感じます。
コロナ大変だと思いますが
かえって創作活動の時間が増えたのでは?
これからも一層のご活躍を・・・。
kato-kayoko (月曜日, 13 4月 2020 20:15)
今日はずっと雨で寒い1日でした。コメントありがとうございます♬
この原画は実寸の1,4倍で描きました。
人によって倍率はいろいろですが、原寸〜1,2倍〜1,5倍位が多いかと思います。
亡くなったイラストレーターの和田誠さん(週刊文春の表紙絵)は原寸主義だったそうです。
私の師匠の峰岸達さんは1,2倍で描くと言っていました。
効率を考えると、縮尺は小さい方がいいんですけれど、私は時代物の絵は、着物の柄とか顔など描きにくいため1,5倍にすることが多いです。
単行本のカバー全体に絵を描く場合、カバーの端から端までが横に結構長いうえに、さらにカバー外周の裁ち落としを10ミリ程余計に描いているので、A2のパネルに水張りして描きました。
(1.4倍という倍率はA2サイズに合わせたため)
コロナ騒ぎが始まって東京都に緊急事態宣言が出てから、日々平坦になってしまい、かえって何もする気が起きなくなって困っています〜・・。何とか気分を上げていかないといけませんよね�