昭和メモリーズ「遠い思い出」 2019

「歌帖ひろげいる吾の机に寄りて来て詩をかくと子の不乱なる態(さま)」

「詩をかくと五才の吾子がみつめゐる焦点のなき瞳みひらき」

「字をかくももどかしくなれば大方は絵となりて子の詩が出来上がる」

 

昭和28年(1953年)に母が詠んだ短歌です。

私の子供の頃のアルバムに、母と一緒に写った写真があり、私の子供時代を詠んだ短歌が三首、添えてあります。

この色褪せたアルバムに書かれた母の筆跡、温かさが感じられて大事な懐かしい宝物です。

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コメント: 2
  • #1

    K山 (土曜日, 14 9月 2019 16:47)

    ご無沙汰しています。
    小さな頃からクリエイターの片鱗が見えていたのですね。
    それぞれの視線の先には、何が見えているのでしょうか?
    とても暖かな絵ですね。母子(家族)の幸せが溢れてきそうです。
    猫ちゃんは、グリですか?

  • #2

    kato ーkayoko (土曜日, 14 9月 2019 19:21)

    K山さん、コメントありがとうございます。
    おっしゃる通りこの猫はグリちゃんです!
    グリが旅立って9ヶ月、K山さんちで本当に幸せな猫生でしたよね。
    絵を描く時はいつもどこかに猫を入れようと思って、この絵にはグリだ!って思ってました。
    この頃は東京目黒区に住んでいて、まだまだ日本が貧しい時代でした。
    母が短歌を詠んでいる時は、隣でいつも切り紙や絵を描いていたようです〜。