月刊小説誌「PONTOON」掲載「風かおる」⑪

幻冬舎月刊誌「PONTOON」2015年1月号

葉室麟「風かおる」11回目


浜へとたどり着いた佐十郎と多佳。後を追う菜摘、亮、誠之助、千沙。

「揚梅さま」とは一体誰なのか、なぜ揚梅というのか、多佳の口から静かに語られる佐十郎と多佳の若かりし頃からの運命。

この絵は多佳の背負った辛い過去、寂しさを表現してみたものです。