芥川賞作家、川上弘美のデビュー作、1994年にパスカル短編文学新人賞を受賞した「神様」の挿絵がMJの課題でした。
主人公が三つ隣の305号室に最近越してきた大きなオスの熊(本物)に誘われて河原に散歩に行って帰ってくるというだけのお話です。
峰岸先生は、当時この小説の挿絵を描かれたとの事ですが、原画も印刷物も見つからないとおっしゃってます。残念。
童話でもない不思議な小説で、先生は鮮烈な印象を受けたそうです。
ほんとに短かくてあっという間に読み終えられるのですが、私は正直この本の良さがわかりませんでした。ウィキペディアでは「幻想的な世界と日常が織り交ざった描写を得意とする」とあります。「センセイの鞄」は良かったんだけどなぁ。
挿絵を描くにあたって、熊と主人公を描かないで雰囲気を出したほうがいいかもと思い、川の中のテリトリー内で泳ぐ小魚、顔から上を描かない、等を描いてみました。(でも熊と主人公の正面も描きましたけどね)
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