新潮文庫「青雲の門出」、装画を描きました

新潮文庫、早見俊「青雲の門出」のカバー装画の仕事をしました。

作者は早見俊さん、時代小説作家として何冊もの本を出版されています。

8月新刊、7月28日(明日)発売です!

私は読書が趣味で、特に年を経てからは時代小説を読むのが好きになり、読んだ本の一場面を絵にしてみようと2年半くらい前から時代物を勉強、描き始めました。

そして、それがいつか仕事になっていけばどんなにいいだろうと思ったからです。

 

今回、以前MJ展で知り合いになったイラストレーターで新潮社装幀部の二宮由紀子さんが、同社内で時代物のイラストレーターを探していたN氏を紹介して下さったのがこの仕事につながりました。

装幀室のN氏と編集部の方との打ち合わせで、新シリーズなので「やったるたい」のイメージが前面に出ている方向で進めることになりました。

涼乃進のイメージ、うまく表現できたでしょうか?

二宮さん!ありがとうございました!

 

本の内容はー

諫早藩の藩士、沢村涼乃進は二十石取りの貧乏侍。江戸に出て来た涼乃進はひょんなことから主君の危機を救い、用心兼留守居役補佐に大抜擢されることに。同僚たちのやっかみや、破天荒な殿様に振り回され、失敗を繰り返しながらも、気合い一発、「やったるたい」の掛け声とともに次々と降りかかる難題を解決していく。痛快爽快の新シリーズ。文庫描き下ろし。(本誌より引用)

 

とにかくとても面白く楽しく、ゲラ刷りを一気に読み終えましたー!

帯のコピーは「この男、動き出したらとまらない!」とあるように、閉塞感に満ちた現代に一服の清涼剤となる本です。

シリーズ第一弾、12月には第二弾の刊行予定です。

どうぞ読んでみて下さいね!