新聞連載「続・お悦さん」7月16日号 37回目 2023

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」7月16日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」37回目です。

 

高見沢とお悦は怪我人の手当てを次々とこなしている。高見沢は先ほど止血の処置をした若い男はかろうじて息をしているが、傷の切り口を完全に焼き塞ぐことができなかった。高見沢は決心して麻酔をし傷口の縫合を始めようとしていた。