新聞連載「続・お悦さん」7回目 12月4日号 2022

共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」12月4日号掲載、和田はつ子先生の連載小説「続・お悦さん」7回目です。

 

同心の細貝一太郎が差し出したお悦の飾り櫛は自分に仕掛けられた奸計だった。陰日向に庇ってきた亡き典薬頭今大路親言をも貶めようとしていることにお悦は自分に咎はない証を掴まなければならない、きらきらとよく光る目を細貝に向けてきた。