和田はつ子 作「大江戸ウーマンドクター」3月25日号挿絵 2018

しんぶん「赤旗」日曜版 3月25日号
和田はつ子さん「大江戸ウーマンドクター」第66回目です。

 往診の帰りを急いでいるお悦の前を法泉寺駕籠が走っていた。不意に駕籠が止まると、駕籠舁きが医者を呼ぼうとしていた。お悦が駕籠の簾を上げると頭巾をかぶった女が痛みに耐えかねて呻き続けている。「こんなところでまた先生にお会い出来るとは・・」女は小沢屋お登美だった・・。