時代物イラストレーション・藤沢周平「用心棒日月抄」から

MJの課題「冬」

「用心棒日月抄」旅の途中で刺客に襲われる場面を想像して描きました。曇って滲んだ太陽、灰色の雪景色をイメージしています。

 

藤沢周平はとても好きな作家です。

初期の作品は暗い感じでしたが、この「用心棒日月抄」を読んだ時に変化を感じてますます好きになりました。

随分前に一度全巻読んだのですが、また読みなおしてみました。

この「用心棒日月抄」は計4冊あって「孤剣」「刺客」「凶刃」と続きます。

一巻目は主人公・青江又八郎が悪政に加担する上役を斬って城下を出て浪人となり江戸に行き、そこで用心棒の仕事をしながら暮らしていく様が他の登場人物と合わせて生き生きと描かれています。

バックに忠臣蔵のストーリーと噛み合わせながら話が進むので、面白い!あっという間に読み終わってしまいます。